『第9回北海道動力パラグライダーフライヤーズ協議会全道大会』


 開催日時 : 2012年9月8日(土)

★午前中はフリーフライト




 風はやや強いものの青空が広がりサロマ湖もコムケ湖もよく見える。

★正午ちょうどに開会式
 午後は、 ”速いのは俺だー” と命名された、湧別エリアから紋別流氷公園までの片道20kmを往復してその速さを競うクロスカントリー大会。コースと高度制限の説明がある。
 風は午後になりやや強まり、南東5〜6m/sくらいか?。これはほぼ海岸線と平行方向。行きは追い風、帰りは正面風。
 戦前の予想では、行きは30分、帰りは1時間かな? と。皆さん、タンクを満タンにする。私も初めて12リットルタンクを満タンにしたが、やはりずっしりと重くなった。
 スタートに備え、5分ほど前から皆さん、テイクオフを始め、上空で旋回して待機。

★午後2時、スタート
 スタートフラッグが振られ、いっせいにスタートポイントを通過していく。私はちょっと出遅れた。それでもスタート直後は、前の人との差は100mくらいか?
 最初、コムケ湖までは高度制限なし。皆、思い思いの高度を取っているが、追い風に飛ばされ、高度による速度差はあまりなかったように思う。いずれにしても、私の前は少しずつ離れていく。上の写真で見えているのはシブノツナイ湖。

 シブノツナイ湖を過ぎると、旧紋別空港の滑走路跡。だいたい1500mくらいだそうなので、前の黄緑色の機体とは1000mくらい差がついたようだ。


 滑走路の向こうに見えるのがコムケ湖。この夏、旭山動物園から逃げ出したフラミンゴがまだいるらしい、ということで、高度100mを維持して通過することになっていた。さきほどまで高度を上げていた人も100mまで下げたので、左の写真では背景の砂浜と重なったのか、遠くて小さくなったためか、見えなくなった。
 左写真はコムケ湖。
 フラミンゴを見たぞ、という人が一人いた。私も気にしていたが、わからなかった。

 コムケ湖を通過すると、紋別空港の真横を通過する関係で、高度制限30m以下とされた。私がそこまで来た頃には、もう前の機体がほとんど見えない。後から誰か来ているのかどうかもわからない。単独飛行みたいになったが、まぁ、いいや。

 左写真はコムケ湖の北端。その上方で向こうの山の手前が紋別空港。海岸線の奥で右に曲がっている辺りが折り返しポイント。
(写真クリックで拡大)
ここから先はローパスとなり、写真を撮る余裕がなくなったので、写真なし。
 高度をぐっと下げるとやはり風が乱れているのか、少しぐらぐらする。しかし、周りを見る余裕はあった。空港も横目だったが確認できた。
 折り返し手前の公園では、折り返してきた人たちとすれ違うことになるので、少し内陸に入る。けっこう揺れて、松林に突っ込むんじゃないかとちょっとはらはらしたが、無事に折り返すことができた。
 行きは25分。帰りは正面風になるのでまずはトリムを全開。しばらく行くと、折り返し前までは見えなかった前の黄緑色の機体が、少し高いところで進まないでいるのが見えてきたので下から抜く。
 以降、どうやら高度を上げると進まないようなので、基本的にはローパスで帰還。帰りは1時間4分。使った燃料は約5リットルだった。

 ちなみに、トップは往復で56分。消費燃料は6リットルくらいだったそうだ。ランディングしたところでゴールとなるのだが、ランディング前に旋回して後方を眺める余裕があったとか。 2位、3位は59分くらいで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げ、スピードが出る高度を探りあっていたとか。 4位の人は、スタートは一番に出たのに3人にも抜かれちゃったよ、と悔しがっていた。
 いずれも、失礼ながら私より年配の先輩達。熱く燃えたオヤジ達だった。
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