【大会報告】本大会はフライヤー相互の情報交換による健全なフライト環境の保全を目的に毎年行われている。今回は昨年に引き続き北海道北部日本海側の遠別町において開催された。このエリアの最大の特徴は、海岸線沿い南北100kmにわたり、一部の市街地・港をのぞくとほぼ何処でも緊急ランディングできること。せっかくだからみんなでロングXCを楽しもうじゃない!初日は終日フリーフライト。そのうち午後はチャレンジ種目として片道50kmのXC競技。2日目午前中に耐久競技会を行い、お昼に解散というプログラムが組まれた。 開会式では名誉大会委員長である笹川遠別町長より「この絶好のフライト環境をぜひアピールしてください」と歓迎のご挨拶をいただいた。初日は天候にも恵まれ終日フリーフライトが楽しめた。 午後の往復100kmXCも大好評。エントリー23名のうち3名は片道50km。20名が往復の100kmを目指した。海岸線沿いは、砂浜は少ないが黄色いエゾカンゾウ、オレンジ色のエゾスカシユリ、白いイソツツジ、場所によってはピンクのハマナスなどの草花や低木に覆われた砂丘と牧草地が続きローパスし放題。すこし高度を上げても海岸線方向は地平線に続く。往路は北に向かう。4名が不調により早々にリタイアするが、左前方海上の利尻富士が徐々に大きくなってくるのを眺めながら、各自思い思いの高度で折り返し地点へ。 折り返し地点では参加者の迷子チェックも兼ねて全員一度ランディング。片道参加者と合わせて19名が到達した。給油、休憩後、16名が復路に出たが1名がエンジン不調によりすぐにランディング。もう1名も最後あと2kmのところでガス欠となりランディング。14名が100kmを完走した。 夕方には協議会代表と大会実行委員長のジンギスカンによるおもてなし。懇親会となった。そしてその後、夕陽をバックに夕焼けフライト。ベテランさんの競演。
フライヤーの参加は、道内26名、道外23名の計49名。同伴した家族・友人、開催に協力してくれた遠別町の皆様を含めると70名を越える方々にお集まりいただいた。そしてフライトシステム様、ジョイフルスカイ様、遠別町様、佐々木様(宮城:栗駒フライトクラブ)、鹿島様(スカイウィズ白老)より多数の協賛品をいただき、参加賞と合わせ皆様にお渡しすることができた。ありがとうございました。
右は第10回のポスターです。 (荒谷様製作) |